ミルクとシロップ

ご訪問ありがとうございます♪ 大好きな宝塚についてのブログです。ご贔屓は朝夏まなとさん。まぁ様のお話が極端に多いです。

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宙組『エリザベート』キャスト編 ~澄輝さやと様 蒼羽りく様 桜木みなと様~

新世代のロイヤルプリンスたち♡役替わりルドルフ

シシィとフランツの息子、オーストリア皇太子ルドルフ。両親からの愛に飢え、最終的に死を選んでしまう彼は、まさに悲劇の王子。寂しい心をトートにつけ込まれ、翻弄されます。トートと銀橋で歌う『闇が広がる』も有名なナンバーですね。

 

今回の宙組エリザベート』では、ルドルフ役を三人のスター様の役替わりで上演されています。

 

皇太子としての使命感で、心の孤独と戦う!桜木ルドルフ

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宝塚歌劇公式ホームページ

 

Cパターンでルドルフを演じるのは桜木みなと様。トートに唆され不安に揺れ動きながらも、全身に燃え上がるような強さを漲らせている桜木ルドルフ

 

ずんちゃんはシシィを演じている宙組トップ娘役スター実咲凜音様とは同期生(95期生)。凜音ちゃんと並ぶと程よい幼さがあり、皇太子の若々しさが前面に出ていました。

 

ずんちゃんはお歌が上手なスター様でもありますので、宙組トップスター朝夏まなと演じるトートとの『闇が広がる』もとても良かったです。まぁ様に負けないエネルギーを感じる歌声でした。

 

ずんちゃんのルドルフは「若さ故の熱さ」「強い意志」というイメージがあり、もう少し頑張ったらその勢いで革命も成功させてしまったんじゃないだろうか…とも思ったり。シシィ譲りの”自分を貫く強さを”持っていそうな、ずんちゃんのルドルフでした。だからシシィに突き放されたときは、バキッと心が折れてしまったんですね。

 

ナイーブな感性を持つ、儚げな蒼羽ルドルフ

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宝塚歌劇公式ホームページ

 

Bパターンは蒼羽りく様。ずんちゃんのルドルフがシシィ寄りなら、りくくんのルドルフはフランツ寄り。争い事を好まず穏やかな雰囲気です。

 

得ることが出来ない母親の愛を求めて、いつもどこか遠くを見ているような蒼羽ルドルフ。自分の殻に閉じこもりがちなところが、三人のルドルフの中で一番トートにつけ入られやすそう…。シシィに突き放されたことで、もともと繊細な心の糸が音もたてずに切れてしまう。トートに唆されて死を選ぶ、というよりは至極当然に死を選んでしまったような儚さがありました。

 

また、りくくんはダンサーでもありますので、黒天使たちと踊るナンバーではキレのあるダンスを披露してくださっています。お友達が「(りくルドが死んだら)いい黒天使要員だよね」と言っていて、黒天使のボス・風馬翔様にスカウトされるりくくんを想像してしまいました(笑)。

 

気品漂う麗しの皇太子、澄輝ルドルフ

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宝塚歌劇公式ホームページ

 

Aパターンは澄輝さやと様。あき様のルドルフは…もう言葉が出ないほど…私のイメージ通りのルドルフでした。

 

宝塚大劇場公演では、ずんちゃん、りくくん、と来て、役替わり最終バッターだったあき様。三人の中でも一番上級生ということで、プレッシャーもかなりのものだったと思われますが、最後にして最強の皇太子ルドルフ像を見せてくださいました。さすが、あき様。

 

あき様ってなんであんなに軍服がお似合いなのでしょう?(感涙)。わざわざ「ルドルフです」って言われなくても、誰もが「あの人は王子様なんだ」ってわかると思う。

 

一幕冒頭の登場シーンでは、あき様にスポットライトが当たった瞬間、一斉に上がるオペラグラス(もちろん私も。みんな、あき様見たいよね、わかる)。ヴェールを被っていてもわかる、眩いばかりの高貴さでした。

 

二幕で登場されたときも、またも一斉に上がるオペラグラス(私もーーー以下略)。あき様が歩かれるだけで、舞台セットが本物の王宮に見えてくる。さすが、あき様。

 

あき様のルドルフはちゃんと自立していて、父親に代わって王国を守っていこうという強い意思もある。でもその瞳がどこか寂しそうなのは、自分を本当に愛してくれている人がいるのだろうか…?という不安と孤独を抱えているから。決して表立って憤ったり、孤独にのまれたりはしないけれど、心の中にある寂しさを、常に穏やかな微笑で隠しているような印象を受けました。

 

トートに唆されて、ハンガリー国王を夢見るルドルフ。想像の中でルドルフの目線の先にいるのはシシィ。ルドルフを包み込むように大きく両手を広げた、聖母のようなシシィの眼差し。シシィに温かく微笑まれ、王冠を被り振り返るルドルフの瞳は誇らしげな輝きに溢れています。ルドルフという人は、誰よりもシシィに愛されたいと願っていたのだということが強く伝わりました。

 

だからこそシシィに冷たく突き放されたとき、今までずっと心の支えにしていたものをーーー信じていた母親の愛をーーー見失い、死を選んでしまったのでしょう。あき様ルドルフの「もう…生きるあてもない…」というセリフに込められた彼の絶望は、計り知れないほど深い闇でした。

 

役替わりって面白い!

ルドルフ役が三人の役替わりだと聞いたときは「わー…なんだか忙しそうだなぁ」なんて思っていました。全員観に行かなくちゃいけないし、大変大変!(観に行かないという選択肢はない)。ですが実際に公演が始まってみると、異なる雰囲気を醸し出す三人のルドルフに夢中になりました。役替わりって面白い!。三者三様の役作りで、ルドルフの人となりを様々な側面から見ることが出来ました

東京公演ではそのように進化しているのでしょうか。拝見するのが楽しみです。

 

 

 

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