宙組『エリザベート』をSS席で観た!
またまた宙組『エリザベート』を観に、東京宝塚劇場にやって来ました!。おはぎさんと一緒でした♡。
明日東京!!東京!!!次の日の朝暇だから初めて入り行ってみようかなどうしようかなって考えてるうちに今日になった!!!死にたい!!!
— おはぎ (@azzuk5) 2016年9月21日
宙組『エリザベート』9月22日15時30分公演
親愛なるおはぎさんが奇跡のチケットを取ってくださったのです。東京の!祝日の!SS席!奇跡!。6列目センターブロックでした。本当にありがとう!!!。
近っ!!。
SS席って?
1列目から7列目までの、20~49(列によって21~)番席のこと。VIPなお客様や、宝塚友の会の会員様で、なおかつ強力な運を持ち合わせた限られた人しかチケットを手にすることが来ない神席のこと。スター様からの目線が飛んでくる事も多く、適当な恰好ではうかうか座ることが出来ない。ショーがある公演ではスター様に握手して貰ったりハイタッチが出来たりする。小心者は寿命が1年は縮む(けれど座れるものならいつでも座りたい)席。
SS席だとオペラグラスが無くても組子の皆さまのお顔がはっきりと見えます。舞台の全貌が裸眼で見られることの喜び。スター様が銀橋にずらっと並ばれた時などは壮観です。
ですがご贔屓のスター様がいる方(私のような)は、オペラグラスは必須です。これでもか!というくらい近くで、ご贔屓のスター様のお顔が見たいから!。まぁ様の瞼に光るラメの一粒一粒をも見つめたい!!!。まぁ様の茶色掛かった大きな瞳、まつ毛の一本一本、紫グラデーションのネイルアートが施された指先まで、一つ残らず目に焼き付けたい!!!(怖)。
そんなわけで今日もオペラを離すタイミングに困りながらも、思う存分まぁ様のお顔を眺めてきました!(もちろん全体も真剣に見ていました)。
ことさらに幸せそうなトートとシシィ
『エリザベート』といえば、全力で追いかけるトート→全力で逃げるシシィという構図が一般的で、今回の宙組エリザも筋書きはその通り。ですがやはり、朝夏まなと様のトートと実咲凜音様のシシィの関係性は、そんなものじゃない…。
まぁ様のトートは全てを見透かすような瞳で、シシィの心の奥をじっと見つめている感じ。また凜音ちゃんのシシィも表面的にはトートの存在に怯えながらも、どこか彼に心惹かれている気持ちが垣間見える。決して一方的な恋ではなく、確実に少しずつ、近づいている二人の距離。何度も言うようですが、トートとシシィ、二人の壮大な愛の物語なのだと実感します。
【舞台稽古写真】宝塚歌劇宙組 ミュージカル『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』東京宝塚劇場公演開幕!| 宝塚 | サンケイリビング新聞社のエンタメサイト「舞台袖より愛をこめて」
宝塚の時に比べてまぁ様トートの勢いが落ち着いていらっしゃるので、一見二人の距離が遠くなったようにも思われますが、心の距離は確実に近い!!!。
昇天の時の二人の様子に、その事実が如実に表れています。今日のまぁ様トートは、うっすら微笑んでいらしたよ!(泣)。シシィを包み込む腕も、眼差しも、温かくて優しかった…。
また、凜音ちゃんシシィの幸せそうな笑顔…。まぁ様トートの腕の中に沈み込むように抱かれながら、頬に流れる一筋の涙が光っていました。
りくルド初日!
役替わりルドルフ、本日より蒼羽りく様が演じておられます。りくくんのルドルフは登場した時からやっぱり儚げでした。フランツに新聞を破り捨てられる場面。ずんちゃんルドとあき様ルドは、怒ったようなお顔をされていたのだけれど、りくくんルドは、ただひたすらに悲しそうでした。打ち捨てられた新聞紙を掻き集めて胸に抱き、とぼとぼと去っていく後ろ姿(号泣)。
闇が広がる→革命運動→革命失敗まで、ずっと何かに怯えていて、あき様に感じた可哀想さとはまた違う、心の痛みを感じました。十分に愛されてこなかったから、大人になっても自分にどこか自信が持てないままなのかな…。
革命失敗後、待ち焦がれていたシシィとの対面の場面では、ルドルフはもう精神の限界なんだと感じました。もう少しで壊れてしまいそうな、ギリギリの心。「助けて!」って全身で叫んでた。
「死にたいのか…?」から始まるルドルフ・トート・黒天使の死の輪舞。まぁ様トートの表情が印象的でした。ルドルフに優しく微笑みかけているような、冷たく嘲っているような、なんともいえない微笑を浮かべていらっしゃいました。まぁ様…深い。
りくルドは可哀想で仕方がなかったけれど、パレードで満面の笑顔のりくくんを見て、少し心が癒されました。一点の曇りもない清々しい笑顔でした。ありがとう。
フィナーレは、まぁ様にくぎ付け
せっかくこんなに近いのだから、フィナーレくらいオペラ無しで全体を見ようと思ったのですが無理でした。早々に諦めました。だって…まぁ様が美しすぎる…!。
トートなんだけど、まぁ様。まぁ様なんだけど、トート。カッコいいしセクシーだし、何度歯を食いしばっても口が開く。まぁ様…尊い。
まぁ様が大勢の娘役さんの真ん中で歌い踊る「私が踊る時」が最高に好き。宙組カラーの紫のお衣裳が妖艶でいて非常にエレガント。娘役さんに囲まれているのが、やっぱりちょっと(いや、だいぶ)嬉しそうなまぁ様。それに、あのウィンクはいけない。呼吸が止まるやつ。あの掛け声もいけない。心臓が止まるやつ。銀橋に出てこられる時には、こちらは既に屍状態です。
男役さんの群舞も素敵。一振り一振りを大切に思って踊っていらっしゃるのだな、ということが伝わるまぁ様のダンス。去り際に放つ盛大な投げキスは、他のメンバーへの激励の思いが込められているらしいのだけれど、客席を一気に殺しにかかっているようにしか見えない。まぁ様の破壊力。
凜音ちゃんとのデュエダンは完全に二人の世界。息ぴったり。じっと瞳を見つめ合いながら踊られます。まぁ様が凜音ちゃんのお顔をすっと撫でられるような振りの時の、凜音ちゃんのうっとりした笑顔が大好き。最後に銀橋でお二人並んでお辞儀される時に、しっかりと手を取り合っていらっしゃってるお二人から伝わる絶対的なお互いへの信頼に、なんて素晴らしいトップコンビなのだろう…と、毎回感動します。
パレードの時のまぁ様は、宝塚の時と比べてもだいぶ笑顔を見せてくださるようになりました。満面の、100%の笑顔!というわけではないものの、目の奥が笑ってる。やっぱり、まぁ様に笑顔で手を振ってもらえると最高に幸せですね。
8回目でも全く飽きない!宙組エリザ
数えてみたら、今日の観劇で私の宙組エリザ観劇回数は8回目でした。…足りない。全然足りない。だって、毎回一瞬で終わるんだもの。あっという間に一幕が終わって、楽しくキッチュで手拍子していたと思ったらもう昇天の場面だし。そこから瞬きしたら、エトワールのありさちゃんが大階段を降りてきて、気が付いたら緞帳が降りている。
…早っ!。再び上手舞台袖からルキーニが出てきて「俺はもうとっくに死んだんだ!」って始めてくれないかなぁなんて思っちゃう。何度も何度も、繰り返し観たくなる、そんな宙組エリザでした。
次は10月16日、前楽と千秋楽を観劇予定です。最近東京へ行くのも梅田に出るのと変わらない感覚になってきた自分が怖い。
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