2019~2020年 衝撃を受けたミュージカルスターランキング (男性編)
5位 佐藤隆紀さん(LE VELVETS)
【マリー・アントワネット】【ㇾ・ミゼラブル】
LE VELVETSでいうと、まぁ様と『笑う男』で共演されていた宮原浩暢さんもとても素敵な方ですが、「衝撃を受けた」でいうとやっぱり佐藤さんかな、ということで佐藤隆紀さんを挙げさせて頂きました。
佐藤さんを初めて拝見したのは2019年1月に観劇した【マリー・アントワネット】。佐藤さんはルイ16世の役を演じられていて、正直ものすごく活躍する役かというとそうでもないのだけれど、なんだろう、ルイの人となりが伝わってきてすごく泣けた…。優しくて不器用で、自分の周りにあるささやかな幸せを大切にしていて、マリーを心から愛していて、王としての誇りがあって、男としてのプライドもあって…そんなルイの人となりが台詞の行間に詰まっていたんです!。あの表情と佇まい、仕草が忘れられない。それまで佐藤さんのお名前だけは存じ上げていたけれど、どんな方なのか知らずにいた私は改めて「すごい役者さんなんだな」としみじみ思ったのでした。
あとは平方元基さんのコンサートに佐藤さんがゲスト出演された時に思ったのは、「とても頭が良くて面白い方なんだ!」ということ。佐藤さん=おっとりふんわり優しげな印象だったので、これもまた衝撃でした。ひとつひとつのコメントが冴え渡っていて、頭の回転が速くないとあそこまで喋れないと思う!もちろんお歌も素敵で(ジャン・バルジャン役で出演されていた『レ・ミゼラブル』の『彼を帰して』を、あんなにスペシャルなお席で聴かせて頂けて感無量でした…)、佐藤さんがいることで満足感、ひとしおでした。平方さん、佐藤さんをスペシャルゲストに呼んでたのはグッジョブだったと思う~(目線)
あと、まぁ様が観劇された『レ・ミゼラブル』は確か佐藤さんのジャン・バルジャンの回でしたよね!2ショットも嬉しかったけど、その後赤坂Actシアターで行われた『Precious Moment』では、まぁ様にメッセージをくださいましたよね!佐藤さん、ありがとうです(笑) あの時のメッセージも、ご本人不在なのに存在感が光る内容だったな~。ああいう場面で笑いをとれるユーモアセンスに溢れた人大好き!
2021年に上演される『マリー・アントワネット』には出演されないのが残念。でも佐藤さんが出演される作品は今後も観たいなと思ってます!そしていつかまぁ様とも共演して欲しい!
4位 宮野真守さん
【WEST SIDE STORY】
ミュージカルスターというか声優界のプリンスというか、もはやお茶の間のスターになっている気もする宮野さん。宮野さんのお姿を実際に拝見したのはSTAGE AROUND TOKYOで上演された『WEST SIDE STORY』。昔から宮野さんの大ファンである友人に借りた『王家の紋章』のDVDと、誕生日に貰った『Loving』のブルーレイも拝見して、多才な方だなぁとは思ってたけど、ラジオやテレビのバラエティに引っ張りだこな宮野さんを見ない日はほぼ無いくらい?とっても人気ですよね!
『WEST SIDE STORY』のトニーを宮野さんが演じられると聞いてから、絶対観たい!と思ってはるばるはるばる豊洲まで足を運んだのですが、行ってよかった!やっぱり宮野さんはスターでした!
まずトニーとしてはあの時代の大人になりきれていないリアルな青年像を表現されていてとても良かった。宮野さんのトニーというかトニーの格好をした宮野さん感は否めなかったけれど(笑)、トニーは宮野さんのイメージぴったりだったから全く問題なし。笹本玲奈さん演じるマリアとの『Tonight』のデュエットもとてもよかったな~!トニーとマリアがぐんぐん空に舞い上がって、星空の中で幸せそうに歌う姿がとても素敵だった♡
これまで私的『舞台に出てくるだけで元気になるスター』といえば、某ねずみの国のミッキーマウスと元星組トップスターの紅ゆずる様のツートップだったけれど、そこに堂々と加わったのが宮野さん。あのスターオーラは凄い!登場した瞬間に光のオーラで辺りを照らしまくる人。
もちろん本業である声優界でも宮野さんはトップスター。「わぁ、あの声も宮野さんだったの!」っていうことがよくある。金曜ロードショー版の『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカとか、『桜蘭高校ホスト部』の須王環とか、『はいからさんが通る』の伊集院忍とか、『ファンタスティックビースト』のニュート・スキャマンダーとか。
最近はYoutubeチャンネルも始められて毎回見るのが楽しみです。開始数秒であんなに笑えるチャンネル他にありません(笑)なんであんなに面白いの…>< 歌えるわ踊れるわ笑いもとれるわ、それでいてカッコ良くて背も高くて足も長くて、何か出来ない事はあるのか真剣に教えて欲しい(笑)。
来年はブロードウェイミュージカル『ウェイトレス』にも出演されるという事で、是非観に行きたいなと思ってます!
3位 平方元基さん
わ~平方さんの舞台めっちゃ観てますねぇ(笑)。本当はここに『サンセット大通り』も加わるはずだったのに、コロナで私が観劇する予定の日が公演中止になってしまったので結局観れず。それでも2018年の『マイ・フェア・レディ』から、まぁ様に次いでだんとつで観ている役者さんですね!コンサートも行ったし!すごい観てますね、ほんとにね。
平方さんといえばやっぱり笑顔が素敵だな~と思います。ミュージカル俳優さんの中でパッと顔を思い浮かべた時に、すぐに笑顔が浮かんでくる俳優さんってそんなにいなくないですか?みなさんシュッとしている(笑)イメージがあるのですが、平方さんの場合はニコニコな笑顔がすぐに浮かんできて、いつも楽しそうな明るい印象を受けます。
あと、誰と並んでも距離が近い(笑)。それこそ「近い…!」って突っ込まれるくらい人との距離を詰めちゃう辺りがとても好き。まぁ様が好きな人はわかってくれると思うんだけど、人との距離が近い人が好きな傾向にあります(笑)。
お話されてるのを聞いてても、とても面白いんですよね平方さん。面白いでいったら前述の佐藤さんや宮野さんも面白いんだけど、あのお二方は本当に頭の回転が速くて面白おかしく話すセンスに長けているって感じなんだけど、平方さんの場合は素で面白いんですよね。たぶんご本人は笑かそうと思ってるわけじゃなくて、いたって普通に話しているんだろうけど、ついついクスってなっちゃう所が素敵なキャラクターだなぁと思います。平方さんの事嫌いって思う人いないだろうな~天性の愛されキャラって感じで。つられて笑顔になっちゃう人って素敵ですよね。
そんな感じで好感度120%な平方さんですけど、お芝居が!本当に素晴らしいと思います。ギャップ!!!(笑)。舞台の上で繰り広げられている世界なのに、まるでそこに本当に生きているような自然さがあって。すごく細かく丁寧に役作りされているから、作品ごとにいつも違う平方さんで見応えがあるんですよね!「次はどんな人物像を見せてくださるのかな!」って毎回楽しみです。
また佐藤さんと同じく平方さんも、台詞の間に隠れている行間のお芝居がとてもいいと思います。最近の記憶を辿ると、『ローマの休日』のジョー・ブラッドレーは本当に大好きな役でした。映画の中の、グレゴリー・ペックをそのまま真似したジョーじゃない、人間くさくてほんのちょっぴりいい加減で、それでいて愛嬌があって憎めない、そんな平方さんのジョーに会いたくて通った公演でした。『ローマの休日』って泣く作品じゃないと思うんだけど、平方さんのジョーにはほんとに毎回泣かされました。ベッドに腰かけてアンの写真を眺める背中を思い出しただけで泣けるわ…。
こちらが余韻にどっぷり浸かっているというのに、舞台を降りるとけろっとされてるのがまた面白くて不思議(笑)で飽きない人だなぁと思います。まぁ様じゃないけど、次に出演される『IF/THEN』も楽しみにしています!2021年はまぁ様とたくさん共演してくださるのも嬉しい!
2位 中川晃教さん
【サムシング・ロッテン!】【怪人と探偵】【フランケンシュタイン】
「歌が上手いとかそういうレベルじゃない人」といえば雪組トップスターの望海風斗様、そして中川晃教さん、ではないでしょうか。神が与えし歌声、って感じですよね。中川さんは普段お話されているのを聞いていても、まるで音楽みたいです。聴き心地の良い、とても素敵なお声ですよね!有形文化財だわ…!お話されるペースも世界観がちょっと他の方と一風異なってて、なんだかそんなところもアーティスト!って感じがします。
中川さんの代表作の一つでもある『フランケンシュタイン』を観劇した際、一幕ラストで、中川さん扮するビクター・フランケンシュタインが絶唱する場面があるのですが、その時、客席がぐーっと圧倒される空気を感じました。「歌が上手い」とかじゃないんですよ、ほんとに。息をするの忘れるくらいの衝撃。中川さんこそが音楽そのもの。
アーティストとして芸能活動を始められた中川さんですが、よくぞミュージカルの世界に来てくださったなぁ、と…!。その選択に心から感謝です。ミュージカル俳優さんの中でも一際崇高な存在過ぎて、中川さんと同じ時代に生きていることに感謝の気持ちでいっぱいです(真剣)。
私が密かに願っているのは、いつか『ファントム』のエリックを中川さんに演じてもらいたい…!ということ。音楽の天使の称号に相応しい方が、中川さんをおいてほかに存在するでしょうか。『オペラ座の怪人』でもいいんだけれど、せっかくならエリックの人生に焦点を当てた『ファントム』にいつか出演していただきたいと切に願っています。なんなら新しい『ファントム』を中川さんが演出してくださってもいい!尊い!その時は我らが実咲凜音様をクリスティーヌに抜擢してくださいね。劇場の怪人化するほど通います。これ、2019年からずっとぼやいている願望です(笑)。このままでは中川エリックの亡霊になってしまうので…是非実現を…!。
1位 浦井健治さん
【笑う男】【ビッグ・フィッシュ】
今期一番衝撃を受けたのは、ミュージカル界のプリンス、浦井健治さん!(井上芳雄さんはミュージカル界の王様に格上げしよう)
これまでも浦井さんの存在はもちろん存じ上げていたのですが、「浦井さんっていつも主演だな~」くらいにしか思っていなくて、なんでだか浦井さんの舞台を観る機会が一度も無く、まぁ様と共演された『笑う男』でやっと初めて拝見したんですけれど、それまで浦井さんの舞台を観てこなかった自分を本気で呪うくらい、ガツン!と衝撃を受けました。いつも主演、ということはそれだけの理由があった!
まず『笑う男』で衝撃を受けたのは、その圧倒的真ん中力でした。『笑う男』には元宙組トップスターのまぁ様はもちろんの事、元星組トップ娘役だった夢咲ねね様、長年ミュージカル界を牽引してこられている山口祐一郎さん、石川禅さんなど、ミュージカル界の大スターが大勢出演されていました。そんな面々の中で、浦井さんは紛れもなくトップスター!でした。華やかな宝塚の舞台を見慣れている私にとって、常に舞台の真ん中で誰よりもキラキラと輝くオーラを纏うトップスターという存在は宝塚にしかいないものだと思っていました。舞台のどこに立っていても目を奪われる存在感、惹き込まれるほど強いエネルギー…宝塚の他にもトップスターっているんだな!という衝撃。フランク・ワイルドホーン氏直々にご指名があったのも頷けます。もはやグウィンプレンは浦井さんしか考えられませんね。
また、浦井さんの素敵なところはご自身の魅せ方ももちろん上手いですが、相手役さんを美しく引き立たせるのも上手いところ。そんなところも素敵です。ミュージカルはやはりラブストーリーが多いので、相手役の女優さんとのシーンをいかに美しく魅せられるか、うっとりさせられるかってやっぱり大事だと思うんです。浦井さんはどなたが相手役であっても合うな~!と感心します。浦井さんが相手役だったら、女優さんも皆さん安心なんじゃないかなぁ。その証拠にまぁ様も浦井さんのこと心底尊敬されているみたいだし(まぁ様is正義)。
女優さんだけじゃなくて同性の俳優さんに対してもだけれど、朗らかで親しみやすいのに、場数を踏んでこられた確かな知識とスキルがあって、包み込むような優しさと安心感もあって、まさにプリンスですね!
2021年3月は、待望の『ゴースト』が再演されますね!夏には『王家の紋章』も再演され、我らがまぁ様ともまた共演してくださるのが嬉しいです!。また、いずれの作品も主演というのが凄いなぁ!。人気の役者さんは3、4年先まで予定が埋まっているというけれど、きっと浦井さんがそうなんだろうなぁと思います。「浦井さんに演じてほしい!」「浦井さんの作品が観たい!」、ミュージカルを作る人にとっても、見る人にとっても欠かせない存在ですね!
次回は、【衝撃を受けたミュージカルスターランキング(女性編)】を更新します!
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