メモリアル オブ 朝夏まなと様 番外編③ 朝夏まなと様×真風涼帆様 後世に語り継がれる名コンビ 後編その③
さよなら対談で語られる、二人の絆
宝塚GRAPH2017年11月号はまぁ様のサヨナラ特集号。表紙に始まり写真集のようなまぁ様のショットや、インタビュー、舞台写真などがたくさん掲載されました。
なかでも注目したのがまぁ様と真風さんによる、さよなら対談。対談の相手はご卒業されるスターさんが選ぶ、というのが慣例のようで、今回まぁ様は真風さんをリクエスト。「最後の対談は、もう、真風さんしかいないでしょう!」というまぁ様のお言葉から、熱くて深い、お二人のさよなら対談が始まりました。
二人の出逢いから今日まで…
まぁ様の大劇場お披露目公演からお二人が宙組で一緒に過ごして来られた時間は二年半。文字にすると短いようですが大変濃密な二年半だったようです。真風さんが組替えで宙組にいらした頃について、お二人はこのようなお話をされていました。
朝夏 星組からゆりかが来た時、私も組替えを経験しているから、私で分かることがあったら何でも教えてあげたいって思ったんだよね。
ゆりかも新しい風を吹かせてくれて、それに私も色々刺激されたし、お互いがお互いの良さを引き上げていけたんじゃないかなって自負しています。自画自賛(笑)。
真風 でもそれは、まぁ様が色々と教えて下さって、馴染みやすい環境を作って下さったから…。
本当にもう、お人柄ありきだなと思っています。
宝塚GRAPH2017年11月号より
この頃から事あるごとに真風さんをご飯に誘った、というまぁ様。今日まで、組の事、公演のこと、様々な事を二人でじっくり語り合ってこられたのでしょう。あれだけ素晴らしい作品を創り上げてこられた事が全てを物語っていますね。
印象に残っている公演
『王妃の館』のコメディは楽しかったというお二人。『王家に捧ぐ歌』のフィナーレでまぁ様が真風さんにバックハグされるシーンも挙げておられました。…あれは初めて観た時は驚きましたね。最後にポーズを変える時に視線が合わさって、ちょっぴり照れ笑いされるお二人を見るのも大好きでした。
また、まぁ様のファーストコンサート『A-Motion』でまぁ様が『ロミオとジュリエット』の「僕は怖い」を歌うシーン。まぁ様のロミオを、あのような形で拝見できたのはとても嬉しかったです。そして目には見えないけれど、まぁ様ロミオの後ろには、真風さんの”死”が確かに存在していた!!!。
真風 もう、私、観ていて舞台に上がっていきたいくらいでした(笑)
朝夏 稽古場からずっと思ってたよ。私がロミオをするなら、死は真風涼帆以外には考えられないから、それを感じて演りたいって。
宝塚GRAPH2017年11月号より
有り難いお言葉を頂戴するポーズの真風さんが可愛い♡。
まぁ様の退団発表を受けて
まぁ様が真風さんに退団の意向を伝えたのは『王妃の館』の新人公演の通し稽古を見た後のことだったそうです。まぁ様からお話を聞いた真風さんは、その場で泣き出してしまったそう。泣きやんだ後もすぐには動き出せなかった真風さんは、ちょうど壁に貼ってあった『王妃の館』のポスターに向かって「まぁ様~」と、泣いていたのだとか。(「めっちゃ可愛い」と、まぁ様)。
朝夏 その後も、別れて帰ってからLINEが来て、見たら「まぁ様」って書いてあったから、「どうした?」って返したら、「呼んでみました」って。
二人 大爆笑
真風 精神が乱れてる(笑)
宝塚GRAPH2017年11月号より
うんうん、ゆりかちゃん、心中お察しします。
真風さんは意外と涙もろいらしく、全国ツアーの佐賀凱旋公演の時も昔まぁ様が宝塚の舞台を観た想い出の劇場で、トップスターとして舞台に立つまぁ様を見て、まぁ様よりも感動して泣いてしまったというのも有名な話。
まぁ様は逆に自分のことでは泣けないそうですが、真風さんのお披露目の時は号泣すると仰っていました。そして実際に真風さんのお披露目公演を観劇された時は、やっぱり泣いておられたまぁ様。さすがにこの対談で仰っていた、目の部分だけくり抜いたバスタオルは被っておられませんでしたけれど(笑)。
涙、涙のラスト対談
対談も最後の方になると、最初は落ち着いて話されていたまぁ様も涙腺が緩くなってしまったようで、お二人して(涙)マーク、多発(笑)。
真風 出逢いは奇跡ですね。
朝夏 本当に奇跡。フィーリングが合うというか、もっと本質的な、心の奥の底からの繋がり、みたいな。
真風 お互いにありのままの状態で向き合っているという感覚が強い分、体当たりで表現されるまぁ様に、自分も体当たりでいこうって思うから、うまくいった時も、失敗してしまった時も、その一つ一つが積み重ねになって、繋がっていくというか。
朝夏 一緒に作品をすればするほど絆が強くなっていって、お互いに曝け出せるようになり、信頼が深まっていって…。
ゆりかの前で泣いちゃったこととかもあったけど、それだけ曝け出せる人が二番手でいてくれて、こんな心強いことはないよ。
寄り添おうとしてくれる姿勢とかも嬉しかったし、有り難う。
宝塚GRAPH2017年11月号より
私たちファンにとっても、まぁまかのお二人は奇跡のコンビでした。きっと、これからも。
最後に「まぁ様、退めるのやめますか」って言っちゃう真風さん。気持ちわかり過ぎる!(笑)。まぁ様も笑いながら「話、尽きないね。今からご飯行く?(笑)」と仰ったところでお二人の対談は終わっていましたが、きっとご飯、行かれたんだろうなぁ~♡。
まぁ様ご卒業後も…FOREVER まぁまか
2017年11月に宝塚歌劇団を退団され、晴れて女優としての道を歩み出されたまぁ様。もう、まぁまかの並びは見られない…と涙に暮れていたのですが、その涙を吹き飛ばす勢いで、多数のまぁまかエピソードを披露し続けて下さるお二人。歓喜!!!
宙組20周年記念イベント
2月に宝塚大劇場で行われた本イベントは、退団後すっかりレディに生まれ変わったまぁ様が公の場に登場された初めての日でした(ピンヒールを履きこなされ、とっても素敵♡)。
嬉し恥ずかし、それでいてとても楽しそうなまぁ様と、ガッチガチに緊張した新トップスター真風さん。真風さんがあれほどまでに緊張されているところを私は見たことがありません。まぁ様は終始、そんな真風さんをニヤニヤ面白そうに見つめておられましたね。
宙組20周年記念イベントの模様はこちらの記事で詳しく書いています。
後日談ですが真風さんがお茶会で、20周年イベントの際、舞台袖に引っ込む度にまぁ様に励ましてもらっていた、というほっこりエピソードを教えてくださったそうです。かわいい!!!
真風さんの公演を欠かさず観に行くまぁ様
まぁ様の後を継いで8代目宙組トップスターに就任された真風さん。1月に国際フォーラムで上演された真風さんのプレお披露目公演には早速まぁ様が観に来られ、その場にいたファンも居なかったファンも、その嬉しいニュースに大歓喜しました。
その後、3月に上演された真風さんの大劇場お披露目公演『天は赤い河のほとり』『シトラスの風‐Sunrise‐』も、相手役の実咲凜音様と一緒に観に来てくださったまぁ様。この公演は大劇場も東京公演もどちらも観に来てくださいましたね!
さらに先日まで上演していた梅田芸術劇場公演『WESTSIDESTORY』を観劇された際は、公演出で真風さんにエスコートされ登場されたまぁ様。すっかりレディに変身されたまぁ様は、嬉しそうに真風さんの腕に手を絡ませて笑顔を振りまいておられました。最後はしっかりとハグしてバイバイするお二人。見守るファンにとっても幸せなひとときでしたね♡。
まぁ様のコンサーートで宙組総見!
まぁ様が宙組の公演を欠かさず観に来てくださるのと同じように、4月に行われたまぁ様のコンサート『MANA-ism』には、真風さんを中心にたくさんの…というか、殆どの宙組生が観に来てくださいました。
真風さんが現れると、大拍手で歓迎する客席。真風さんは後ろを振り返って、何度も何度もお辞儀されていました。公演が始まると、嬉しそうに真風さんに声を掛けるまぁ様。真風さんも拍手を送ったり、男性ダンサーさんにやきもちを焼いたり、それを懸命にアピールしたり(笑)。とっても可愛かったなぁ♡
9月にはまぁ様の退団後初ミュージカル『マイ・フェア・レディ』が、そして12月には主演ミュージカル『オン・ユア・フィート!』が上演されます。また、それに被るように宙組も10月から大劇場公演『白鷺の城』/『異人たちのルネサンス』を上演予定。
きっとまた公演やお稽古の合間に、お互いの舞台を観劇しに行かれるのだろうなぁ。その日が待ち遠しくて仕方ありません。これからもずっとずっと、仲良しなお二人でいて欲しいですね♡
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