大好きなまぁ様へ - ミルクとシロップ

　２月３日より上演していた宙組公演『王妃の館』『VIVA!FESTA!』も昨日３月６日に宝塚大劇場での千秋楽が幕を下ろしました。

本公演は宙組トップ娘役・実咲凜音様の退団公演。昨日は朝から晩まで大劇場で過ごし、笑って泣いて、みりおんちゃんを見送ってきました。寂しさは尽きないけれど、さぁ、王妃の館の楽しいレポでも書き始めようかな♪などと呑気に構えていた私の元に衝撃的なニュースが飛び込んできました。

　職場から抜け殻のような身体を引きずって帰宅すると、家のポストに綺麗な白い封書が届いていました。これは宝塚歌劇団の生徒さんが退団発表をされた日、その生徒さんのファンクラブ会員宛てに届く退団のご挨拶のお手紙のようです。

薄紙に丁寧に包まれたお手紙。「宝塚歌劇団を卒業することになりました」という文章と、文末にしっかりと記された「朝夏まなと」の文字。…やっぱり、これは現実なんだ…。

宝塚歌劇公式ホームページ

初日に感じたトップスターとしての充実感

　『王妃の館』の初日、スポットライトに照らされて舞台の真ん中で歌うまぁ様を見たとき、今までに感じたことのないような印象を受けました。

「あぁ、楽しい！！！」と言わんばかりの、キラキラと輝く満面の笑顔。のびのびと大きく自由に、舞台に立っておられるその姿…。トップスターとして、まぁ様が最高に充実していらっしゃるのを肌で感じました。思えばあの時から、ずっと不安だったんだ…。

日常から”まぁ様がいなくなる”のが怖い

　宝塚歌劇のいいところ。それは大好きなスター様に会いたいときに会いに行けること。お休み期間はもちろんありますが、公演中やお稽古中は時間(とお金)が許す限り、ご贔屓様に会いたいだけ会いに行くことが出来ます。

　公演中は必死で劇場に通いつめ、お稽古中は「行ってらっしゃい」とお見送りするためだけに入り待ちに行く。次の公演の情報に一喜一憂したり、雑誌やお写真が発売されれば当然のように我先にと買いに行く。

部屋中の壁に飾ってある、まぁ様のポスターやカレンダー。携帯の画像フォルダは…いろんな表情のまぁ様で埋め尽くされている。いつだってまぁ様を中心に回っている私の日常。まぁ様がいなくなったら、どうなっちゃうんだろう。

こんなに好きになる人には、きっともう出会えない

　まぁ様の宙組が大好き。他の組のスターさんも、宝塚歌劇が大好き。だけど、まぁ様より好きな人はいません。いつだってまぁ様のことが一番大好き。きっとこれからも、ずっと。

まぁ様が大好き。

にゃんこみたいなおっきな目も、きゅるんとしたお口も、お顔の前でひらひら振ってくださるお手も。おっきくて温かい笑顔も笑い声も。

笑い過ぎて苦しくなっちゃうところも、男前な飲みっぷりも、眠そうなお顔も、ちょっぴり緊張したお顔も。みんなが慕うそのお人柄も、優しさも賢さも、可愛らしさも真面目さも強さも…。

　誰よりもカッコよくて、それでいて最高に美しい。エレガントで気品あふれる舞台姿は世界一です。

心から、まぁ様が大好き！！！。

明日３月８日、まぁ様の退団会見が行われます。会見のニュースを見たらまた泣いてしまうんだろうけど、今日は気が済むまで泣きたい、そんな気分です。明日目が腫れちゃったって、いいや。