朝夏まなと様 ラストデイ
初めてのご贔屓様の退団
2017年11月19日、宙組7代目トップスター朝夏まなと様の退団公演が大千秋楽を迎えました。初めてのご贔屓様の退団。3月に退団を発表されてから、これまで以上にまぁ様を追いかけ、毎日めまぐるしい日々を過ごしてきましたが、あっという間にこの日を迎えてしまいました。どんなに願っても時は止まってくれないことを実感しました。ようやくやっと心の整理がついたので、まぁ様ラストデイの記録を残しておこうと思います。
何が何でも日比谷に居る!
まぁ様が退団を発表されてから…いえ、まぁ様を好きになったその日から、この方がいつか宝塚歌劇団をご卒業されることになったら、最後の日、私は何が何でも絶対に日比谷の地で、まぁ様のご卒業をお見送りしようと固く心に決めていました。最後の一週間、毎日まぁ様に会いに行くことが出来た幸運(なにより周りの皆様の協力)には本当に感謝です。
朝夏まなと様 ラストデイ
結局公演レポをする余裕もなくこの日を迎えて現在に至りますが、細かい公演評はまた後日として…。ラスト一週間、特にラストデイはまぁ様のお姿を、その表情、仕草の一瞬一瞬を忘れてしまわないように強く目に、心に、焼き付けるように観ていました。
神々の土地
まぁ様の役作りは何度見ても見え方が異なり、いつも同じということはありませんでした。初日から千秋楽までどんどん役が深まり、公演ごとに少しずつ違う表情やセリフ回しをされ、何十回と観劇しましたが一切飽きることなく新鮮に観ることが出来ました。
大劇場公演の時のドミトリーは感情を内に秘めて、頭の中で計算して動いているように見えましたが、東京公演では自分の信念に真っ直ぐに生きる熱い男性に見えました。イリナやオリガに対しても、クーデターや革命に対してもその都度真剣にぶつかり、時には大人に、時には激昂したり…。ただの英雄ではない、人間らしい一人の男性を演じておられたと思います。最後の銀橋の場面ではドミトリーの姿にまぁ様の姿が重なって感慨深く、眩しい笑顔が忘れられません。
クラシカル・ビジュー
これがショースター朝夏まなと様のラストステージだ!と全世界に自慢してまわれる程の、素晴らしいラストショーでした。一昨年の全国ツアー公演『HOT EYES!!』から『VIVA! FESTA!』、『A motion』と私達観客もキャーキャー叫びまくる公演が続いていたので(笑)、このショーを初めて観た時は「…思っていたのと違う」と少し残念に思ったりもしました。
ちょっと今までが騒ぎ過ぎただけで(笑)、『クラシカル・ビジュー』はその名の通り宝塚らしいクラシカルなショーだったのですけれどね。拍手を入れる場所を把握しながら観劇を重ねている間に、スター様方の輝きも相まってすっかり好きなショーになりました。
ラストデイのまぁ様はいつも以上に客席中をあの大きな瞳で見渡しておられ、その輝くばかりの笑顔からは満ち足りた幸福感と「ありがとう!」という温かい感謝の気持ちが見て取れました。まぁ様のキラキラした笑顔をしっかりと目に焼き付けたくて、手拍子を頑張りながらも必死で見つめました。
クラシカルビジュー ~ラストデイVersion~
アドリブがガンガン入るようなショーではなかったのですが、ラストデイはまぁ様の粋な演出で大いに盛り上がりました!。
①エメラルドの場面 宙の太陽様がビジューハンター3人を起こすところ
暗転後にスポットライトに照らされる、不機嫌顔の太陽様(まぁ様)。銀橋の隅っこで眠りこけているビジューハンター3人(愛ちゃん・ずんちゃん・そらくん)に「起きろ―!!!」と一喝。「す、スミマセン!!!」と飛び上がる3人に「ドゥルルルルルーーーー」という効果音付きで(笑)スーパーロングアームパンチをお見舞いするところまでは最近お決まりの流れ。
ラストデイ(と前楽)は片肘を突出した凄く嬉しそうなまぁ様が、そらくんに向かって肘を指さしてそこを突くように指示。そらくんが言われたとおりに、おっかなびっくりまぁ様の肘を突くと自動的にまぁ様のロングアームが、そらくんの頭上に振り下ろされる仕組みでした(笑)。してやったりな笑顔で捌けていくまぁ様がとっても可愛かったです。
②エルドラドの場面
エルドラドの王まぁ様が登場するところの掛け声が「宙!!!」になっていて客席が大いに沸きました。全国ツアー『HOT EYES!!』でも千秋楽では「宙!!!」の掛け声に変えておられたなぁ…などと思い出したり。
また総踊りで一人前方で歌われるところでは下手側の客席、一ヵ所に向かってバチーッとウィンクを飛ばすのが常でしたが、この日は下手側一体にバチーーーーーーン!!!とウィンク(湧き上がる悲鳴)、そして上手側一体にもバチーーーーーーーン!!!とウィンク(またまた湧き上がる悲鳴)を飛ばしておられました。最後は思う存分キャーキャー言わせてくれるまぁ様でした。
③アメジストの場面
いよいよまぁ様のサヨナラを実感してしまう場面。涙が止まりませんでしたが、心から楽しそうに燕尾の群舞を踊られるまぁ様、一人一人愛おしそうに組子を見つめるまぁ様、跡を継いでいく真風さんに強く、笑顔で頷くまぁ様…。私もしっかりと心に刻みつけました。
朝夏まなと様 サヨナラショー
さて、サヨナラショーのレポと感想!…と思ったのですがこれを入れてしまうと限りなく論文になってしまうので、また改めて別記事で書きます。まぁ様のサヨナラショーは笑顔と歓声で溢れる、まぁ様らしいサヨナラショーでした。
退団ご挨拶&カーテンコール
まぁ様の退団の挨拶は一番最後。すっしーさんの「朝夏まなとでございます」の後に続けて組子全員で「まぁさまーーー!!!」と呼んでおられました。いつもは「まぁくん」呼びのすっしーさんまで、大きな声で「まぁさま」って呼んでくださっていた涙。
大劇場千秋楽の時と同じく燕尾服で大階段を降りてこられたまぁ様。組からのお花は最高の二番手で頼もしい次期トップスター真風涼帆様から、そして同期生からのお花は花組時代からの仲良しさんな元花組トップ娘役・桜乃彩音様でした。彩音ちゃん、すっきりとした黒いドレスでとっても綺麗でした。まぁ様とも何やらにこやかにお話されていました。
まぁ様ご挨拶
今、充実感と達成感で満たされ、とても幸せです。何かに導かれるように出逢った宝塚。外から見た宝塚も素敵だったけれど、中から見た宝塚は、もっと素敵でした。
出来ないことが悔しくて、必死にもがいて、進化し続けたいと自分を奮い立たせ、今日まで駆け抜けてまいりました。今日、男役・朝夏まなとは卒業致します。自分一人の力では、絶対にここまでたどり着けませんでした。育ててくださった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、たくさんの奇跡が起きて、巡り合った宙組の仲間たち。私の想いを受け取り、いつも支えてくれました。みんながいたから、私は頑張ることが出来ました。そして、そんな私を応援してくださった皆さま。感謝の言葉しかありません。愛してくださり、本当にありがとうございました。
宝塚…唯一無二のこの美しい世界が永遠に続きますように!。今まで、本当に、ありがとうございました!。
宝塚FOREVERの曲で最後の銀橋を渡るまぁ様。その大きな瞳で客席の一人一人をしっかりと見つめてくださっているような温かい眼差しと笑顔。宝塚の美しい世界を継承し、次の世代に託したトップスターに相応しいラストソングでした。
まぁ様たち退団者は爽やかな笑顔でしたが、精一杯の笑顔を浮かべて涙を堪えている組子達…。その表情にまたも貰い泣きでした(ずっと泣いていたけれども)。上級生から下級生に至るまで皆同じ顔をしていて、まぁ様がどれほど組子に愛され、慕われていらっしゃったかを改めて感じました。
~カーテンコール①~
最初の一回か、二回?目のカーテンコールでは全員で登場してくださり、「本当にありがとうございました!」と力強く仰っていました。
~カーテンコール②~
二回目?三回目?かのカーテンコールでは、一緒に退団される美女4人と共に舞台上に残っておられたまぁ様。娘役さんに囲まれているまぁ様はどことなく嬉しそうに見えてしまうのですが(笑)、まぁ様だってとんでもなく可愛い!!!。
皆にひと言ずつ、と促すまぁ様。まやちゃんの英語挨拶(安定のMAYA先生)と、ありさちゃんの「誰か、私の笑顔を止めてくださーーーーい!!!」に、あーっはっは!と大声で笑うまぁ様でした。最後に「今日の公演も、最高に楽しかったです!。本当に、ありがとうございましたー!」と仰って、頭を下げておられました。
それでは、大好きな、仲間を呼びたいと思います。みんなー!!!
(ぞろぞろと舞台上に集まる宙組子の皆さま)
全員揃って今日の日を迎えられまして、本当に幸せです。本当に、本当に、ありがとうございました!。
~カーテンコール③~
舞台上に一人立っておられたまぁ様が突然舞台袖の方を向いて「ゆりか」と呼ばれた瞬間には、真風さんでもないのに大泣きしてしまいました。突然呼ばれたことに驚きながらギクシャクとまぁ様に近づく真風さん。そんな真風さんを見てまぁ様はまた、はっはっはー!と豪快に笑っておられました。
真風さんの目を真っ直ぐ見つめて「今まで支えてくれて、本当にありがとう!」と頭を下げるまぁ様。そんなまぁ様に「…まぁさま!(泣)」と今にも泣きだしそうな真風さん。
真「そんな…こと、ないです…」
ま「はははー!!!(爆笑)」
真「わたしが…わたしが…(泣)…感謝です…」
ま「あっはっはー!!!(爆笑)」
最後はお互いに「ありがとうございます」と固く握手をされていました。
ま「真風涼帆率いる宙組もどうぞよろしくお願いします!」
客席の歓声も最高潮でした。そしてまだまぁ様のお傍で涙の波と闘っている真風さんに続いて、まぁ様は「まどか!」と、可愛らしい真風さんのお嫁さんも呼ばれました。真風さんと同じ顔で真風さんと同じように、舞台袖からそろーりそろーりと出てくるまどかちゃんが非常に可愛かったです。
ま「この二人が率いる宙組を、皆さん、愛してください!よろしくお願いします!」
満面の笑顔のまぁ様を、これまた同じお顔で並んで見つめる真風さんとまどかちゃん。新生宙組も見守っていこうと改めて強く思った瞬間でした。
私達5人は卒業いたしますが、宙組は、これから、どんどんどんどん、もっともっと、盛り上がっていってくれると思います!。
皆さまと一緒に、客席で、応援したいと思います。本日は本当に、ありがとうございました!。
~カーテンコール④~
ま「せーの」
5人で「しあわせでしたーーーーー!!!」
ま「ありがとうございましたー!!!…あー…あー…はい。本日は本当に!」
5人で「ありがとうございましたーーー!!!」
~カーテンコール⑤~
閉演アナウンスも掻き消してしまうくらいの鳴りやまない拍手に、最後は一人で舞台袖から出てきてくださったまぁ様。
もうなんてあったかい空間なんでしょう。…それが、宝塚です。最高の世界です。大好きです!
(わーっと歓声が上がる客席)
みなさんも、大好きです!!!(盛大に投げチュー)
(キャー!!!となる客席)
そして戻ります!(先ほどと逆回転に盛大な投げチュー)
(キャー!!!となる客席)
そして、ライブビューイングの皆さまにも!(カメラに向かって投げチュー)
(フゥー!!!と歓声が上がる客席)
まぁ様はおなかを抱えて笑いながらガッツポーズをして「最高だ!」と仰っていました。
ほんとに最高だー!
(まぁくん愛してるー!!!)
ありがとう!!!(男前に)
(大喜びの客席)
思い残すことはございません!。本当に、ありがとうございましたー!
最後は大きく手を振りながら、舞台袖で捌けて行かれました。それにしても「フゥー―」とか「キャー」とか、ずーっと歓声が上がっていて、私達、すっかり歓声を上げなれてしまっている(笑)。
これから先もまぁ様にキャーキャー言って、それを見て大笑いしているまぁ様の笑顔をずっとずっと見ていたいなぁ。
宙の太陽へ Thanks a lot… たくさんの愛と感謝を込めて
朝夏まなと、自分自身に「“おつかれぃっ!”っていう感じ」爽やかに宝塚・宙組を退団/2017年11月20日 - エンタメ - ニュース - クランクイン!
ラストデイ、そしてそれから暫くは寂しくて辛くて…ふとした時に泣きそうにもなりましたが、まぁ様に一番伝えたい気持ちは心からの「ありがとう!」です。
まぁ様がいてくださったから、私は幸せでした。毎日が楽しく、輝きに満ちていて、宙組の太陽は私にとっても太陽でした!。これからもずっと、ついて行かせてください!。まぁさま、大好きーーー!!!
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