宙組全国ツアー佐世保公演を観てきました!
佐賀のソワレ公演を観劇後は、翌日に公演がある長崎県佐世保市へ大急ぎで向かいました。翌日の公演前に少しでも佐世保観光がしたかったので、佐世保駅の近くにホテルを抑えていたのです(というか、佐賀駅周辺のホテルは全部満室でした)。楽しかった佐賀の地に後ろ髪を引かれつつも電車に飛び乗り、いざ、佐世保へ!。
佐世保着いた―!
夜の佐世保駅です。佐世保市といえば…雪組トップスター早霧せいな様の地元ですね!。早霧さんが生まれ育った佐世保の土を踏んでいるぜ!。イエーイ!!!。
太陽神現る
公演前に時間があったので、近くのモールへお出かけ。念願の佐世保バーガーも食べられて満足です。実はこの日は朝から少し曇っていたのですが、お土産を買ったり海?を見渡せるスタバでお茶したりしている間に、みるみるうちに晴れていく佐世保の空。
気が付けば快晴です。よくよく考えたら、そろそろまぁ様が会場入りされた頃かも…ということで、ここでも太陽神の恩恵に預かることが出来ました。ポカポカ陽気で暑いくらい♪。まぁ様の晴れ男役パワー、ほんとすごい!。
アルカスSASEBOに到着
ガラス張りの近代的な建物。アルカスSASEBOに到着です。
驚いたのはその立地。めちゃめちゃ駅近!。劇場って普通駅から少し歩くじゃないですか。それが駅から徒歩数分で着いちゃう場所にあるんです。凄い。
お席はこんな感じ。
しばらくまぁ様に会えないので(待て待て、4日後鹿児島だよ!)、まぁ様を目に焼き付けておかなくちゃ~♡と、挑んだ公演でした。
佐世保公演『バレンシアの熱い花』
全体的に皆様がとても丁寧に演じていらっしゃるように感じました。実はちょっと…客席の一部の方々があんまりにも(閉口)…だったので、もうここは邪念を振り払って作品の世界観に入り込もうと集中した結果、キャラクターたちの細やかな感情や、「あ!この人ここでこんな事してたんだ!」などなど…に改めて気が付くことが多々ありました。
ありさちゃんに目を奪われる
エル・パティオの場面。ロドリーゴが席に着くと、色っぽく彼に近づいていくありさちゃん(フラスキータちゃん、という名前らしい♡エル・パティオの歌い手)に、まず注目。ですがロドリーゴに邪険にされて、「なにコイツ」みたいなお顔で花音ママ(お店のマダムです)に何やら耳打ちするありさちゃん。ありさちゃんはたとえ脇にいても、そのキャラクターの特徴をわかりやすく表現されているので見ていて楽しいです。さすが宙組の名女優!。
イサベラ様 No.1ホステスの風格
ロドリーゴとラモンによるすったもんだが起きた後、ロドリーゴに「さっきはごめんなさい」と微笑み掛けながら、フェルナンドとロドリーゴの間に腰を下ろすイサベラ様。邪険にされた上に強く振り払われたりしたのに、自分から笑顔で謝っている!というところにもプロのホステス感が漂っているのだけれど、注目したのはこの後。
イサベラ様はさりげなく片手を挙げてボーイを呼んだかと思うと、フェルナンドとロドリーゴから目を離すことなくノールックで!手に持っていた盆をボーイさんに渡しているではありませんか!。きゃーーーー!。なんか小さなことかもしれませんが感動してしまう。私もうららちゃんからノールックでお盆渡されたい♡(は?)。こういう仕草が様になるうららちゃんって、やっぱり素敵だしカッコいいです♡。
頷くまぁ様、満面の笑顔のうららちゃん
人目に付かない小部屋にフェルナンドとロドリーゴを連れてきたイサベラ。「今夜、会える?」「うん、いいね」という、フェルナンドとイサベラの親密なやりとりも相当キュンシーンなのですが、そのあと部屋を出て行くイサベラを姿が見えなくなるまで見送っているフェルナンド、という図が最高に良い!。
よくよく見ていると、まぁ様は優しい眼差しで小さく頷いていらっしゃいました。それに対してうららちゃんも、カーテンからお顔を覗かせてにっこり微笑まれるのですが、もうその笑顔がね…「大好き」が溢れていてめっちゃ可愛いのです!。あのうららちゃん、巻き戻して何回でも見たい♡
ラモンさん本日のアドリブ 佐世保マチネver.
デルバレス邸にて。せーこセレスティーナ様に一生懸命弁解する、真風さんラモンのくすっと笑える面白シーン。
ラモン「いや!俺は!…私は、自分から、旦那に、お願いを…」
今まで真風さんは「俺はっ!私はっ!…わちゃわちゃ」ってなっていたのですが、ゆっくり一言ずつ訴える系お芝居に変更された模様。すごい真面目に訴えているのですが、これはこれで面白い。真風さん、”間の取り方パイセン”だからね。
その後のフェルナンドとマルガリータが見つめ合う場面でも、いつもよりじっくり時間をかけて笑いを取っていらっしゃいました。
セレスティーナが行ってしまうと、やれやれ…という風に、深く椅子に座りなおすラモン。
フェルナンド「しばらく…」
ラモン(きょとん顔でまぁ様を見つめる真風さん)
マルガリータ「しばらく…」
ラモン(きょとん顔でまどかちゃんを見つめる真風さん)
(真風さん、いったん前を向いてこの事態について考える)
執事「エヘン、エヘン!」
(執事さんとしばし見つめ合い、ぱかーんとお口を開ける真風さん)
ラモン「俺、帰るよーーーー!!!」
あぁ~、真風さん笑かすわ~(笑)。
片腕に込められたラモンの想い
フェルナンドとの身分違いの恋に涙するイサベラが、思わずラモンに泣きつく場面。うららちゃんを見ていると貰い泣きしてしまいますが、この場面は真風さんを見ていても泣けます。
イサベラが愛しているのはフェルナンドですが、そんなイサベラをラモンは愛しているのです。別の誰かを想って泣いている愛しい人を、躊躇いつつ、意を決してギュッと抱きしめるラモン。ですがイサベラはラモンの腕からすり抜けていってしまいます。イサベラを抱きしめる為にギュッと力を込めるラモンの右腕が、逞しくもあり哀しくて切なかった…。
梅田公演の時には真風さんのこの演技には気が付きませんでした。ついさっきまで客席を爆笑の渦に巻き込んでおいて、これはズルい(笑)。苦しい恋心を訴えるように歌う「瞳の中の宝石」も胸に迫るものがありました。
ロドリーゴとシルヴィアの悲しいすれ違い
梅田公演では”あきらら”の新鮮な組み合わせに萌えていて気が付かなかったのですが、ここにきてようやくシルヴィアが死を選んでしまった理由や、ロドリーゴとシルヴィアの微妙なすれ違いに気が付きました。
まず二人が最初に登場する場面。自分がいない間にルカノール公爵の妻となってしまったシルヴィアに、ロドリーゴは完全に怒っていて、対するシルヴィアは彼に必死で許しを乞うています。
この時はまだシルヴィアは死ぬつもりなんてなかったのではないかなと推測。なんとかロドリーゴに自分の気持ちを理解してもらおうと必死に訴えるシルヴィア。ここでロドリーゴが優しく彼女に寄り添っていれば、事態は変わっていたのかも。
その後、自分を連れてどこか遠くに逃げてほしいとロドリーゴに訴えるシルヴィアは、「このままだと狂ってしまいそう」という言葉通り、もう限界が来ていたのではないかと。ここでロドリーゴが彼女の手を取って逃げていれば(そんなことをしたらフェルナンドとの計画は水の泡ですが)、シルヴィアは死ななかったのではないかなぁ。このすぐ後に、あるいはこの瞬間に、シルヴィアの頭に死がよぎったのではないかと考えました。
ルカノールとの決闘の場面。ロドリーゴがシルヴィアを物陰に隠れさせ、シルヴィアは屋敷の奥へ走り去っていきます。その時のららちゃんの表情が(泣)。ロドリーゴの背中を苦しげに見つめて、意を決したように身を翻されているのです。「あぁ…死んじゃうんだな」という事が自然と伝わってきました。ロドリーゴはもちろん全く気が付いていません。こうしてちょっとずつすれ違ってしまったタイミングが、二人の恋の悲しい結末に結びついてしまったのかな…と思うと切なかったです。
HOT EYES!!
さてさて、じっくり『バレンシアの熱い花』を考察した後は、楽しいショーが待っています!。佐賀公演と比べると少しおとなしい感じでしたが(仕方がない。佐賀公演、あれはお祭りだったから)、まぁ様の「佐世保の皆さん、こんにちはー!」という呼びかけには「こんにちはーーー!!!」と元気なレスポンスがあったし、まぁ様や宙組子の皆様は相変わらずキラキラしていらっしゃったので、しっかり楽しめました。
ダイヤモンド・アイズまぁ様
この日のまぁ様登場時の一言は「…佐世保…(吐息たっぷりめ)」。きゃーーー!!!という歓声と笑い声に包まれる劇場。まぁ様は佐世保の客席も勢いよく駆け回ってくださいました。
三段階投げチューは今回も!
キッスは目にしての場面では、まぁ様に再び網にかけられて(笑)しまいました。三段階の投げチューに、三段階のキャーーー!!!という歓声…いや、悲鳴。してやったりなまぁ様でした。
舞台足掛けもバッチリありました。まぁ様は「二階も見えてるぜー!!!」と大いに盛り上げてくださり、「キッス…」「キッス…」と囁きながら一列目のお客様にぐぐっと顔を近づけて、危うく失神させてしまわれそうでした(笑)。
アイドルまどかの後ろで…
天使のウィンクを歌いながら笑顔を振りまくアイドルまどかちゃん。そんなまどかちゃんの後ろでイケメンアイドルな皆様がキラキラ踊っていらっしゃったのは知っていたのですが、まどかちゃんがあまりにも可愛くて今まではいつも彼女に釘付けになっておりました。
ですが今回、一緒に観劇していたおはぎさんに「かなこちゃんともえこちゃんを!是非見て!」と言われていたので、バックダンサーズに意識を集中。結果、「…やばい、めっちゃ眩しい」。
かなこちゃん(春瀬央季様)ともえこちゃん(瑠風輝様)は、ちょうどまどかちゃんの真後ろの位置にいらっしゃったのですが、もえこちゃんの片手を軸にして華麗にジャンプするかなこちゃんを、しっかりキャッチしました!。やばい!キラキラしたものが飛んでいる!。まどかちゃんの「天使のウィンク~♪」を、うっかり見そびれてしまいました(笑)。
あき様の「EYE~!」
め組の人シリーズでは、大劇場公演時の沙央くらま様のパートを担当されていたあき様(澄輝さやと様)。笑顔は少なめでしたが、その代わりに超絶セクシー。去り際に「EYE~!」という掛け声と共に、クールなウィンクを放って行かれました。あんなの梅田は無かったよね!ひぃ。
まぁ様ジャガーキング
まぁ様ジャガーキングが片目を押さえてうずくまるシーン。まどかちゃんレディ・アイが駆け寄ってくるのですが、まどかちゃんに気が付いたまぁ様ジャガーキングが、ぐいっと顔を背ける振りが新たに加わっていました!。ぎゃーーー!!!それも梅田では無かった!!!。その後まどかちゃんレディ・アイの愛に溶かされて、彼女に瞳をあげる…という流れがより感動的でした。
まぁ様ご挨拶
最後に佐世保マチネ公演の、まぁ様のご挨拶を。
皆様、本日は宙組全国ツアー公演をご観劇くださいまして誠にありがとうございます。宙組の、朝夏まなとでございます。
えー皆さま、本日の公演、お楽しみいただけましたでしょうか?(客席拍手)
ありがとうございます!
私も、ここ佐世保、大好きな早霧せいな先輩の出身地で公演することが出来て嬉しいです!。(客席拍手&歓声)
宙組もですね、佐賀出身の私と熊本出身の真風涼帆がおります。(客席拍手)
九州のみなさん、どうぞ、宙組もよろしくお願いします!。
本日は本当に、ありがとうございましたー!。
早霧さんの地元にやって来て、朝から散々「早霧さん」「早霧さん」とはしゃいでいたので、ここでまぁ様が「大好きな早霧せいな先輩」と仰ったことが本当に嬉しかったです。まぁ様ったら早霧さんの事ほんとに大好きなんだなぁ~♡。そして早霧さんにちょっぴり遠慮されているまぁ様が可愛かったです♡。
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