I ♡ 宝塚 ヅカオタコラム(日常編)③ そんなに不思議?宝塚の世界
私は常日頃から周りの人に「宝塚好き」を公言しています。職場のみんなや友人一同(非ヅカファン)はこんな私を生暖かく見守りながらも「テレビで宝塚の事やってたよ」「宝塚のお茶会ってさー」などなど、程よく話を振ってくれたりします。私としてはありがたいかぎりです。
が、時々やはり「おぉっ?!」という事を言われたり聞かれたりすることがあるんですね。
今回はそんなヅカオタさん的びっくり仰天エピソードを紹介しようと思います。
びっくり仰天なのは私だけ?!
「宝塚って、どこでやってるの?」
職場で仲良くしていた同僚のCちゃん。彼女のこの素朴な疑問が一番びっくりしました。ーーーーーマジか・・・。え、みんな知らないの?知らないものなの?。「宝塚歌劇団」の「宝塚」を、君はいったいなんだと思っているのかね(凹)。
みなさん、宝塚歌劇の公演はね…兵庫県宝塚市にある宝塚大劇場でやっているのだよーーー!!!!!。
まぁもっと詳しく言えば、東京宝塚大劇場という劇場が東京都日比谷にあって、宝塚大劇場の公演後は東京宝塚劇場で上演されるから、タカラジェンヌの皆さまは約三カ月もの間ずっと舞台に立ち続けていらっしゃるのです(宝塚と東京公演の間は少しお休みやお稽古期間があって、公演中も休演日があるよ)。
宝塚バウホールというのもあって、これは宝塚大劇場に併設されている少し小さな劇場のこと。ここで上演される公演は、若手のスター様が主演に起用される事が多いです。舞台と客席の距離も近く、未来のトップスター候補である路線スター様の魅力を存分に楽しむことが出来ます。
また宝塚歌劇の公演が大劇場以外の場所で上演される事もあり、これらはまとめて別箱公演と呼ばれます。代表的な劇場が大阪の梅田芸術劇場、東京の赤坂Actシアター、日本青年館、日生劇場、国際フォーラム、神奈川県のKAAT神奈川芸術劇場、福岡の博多座、名古屋の中日劇場などなど…。
全国ツアー公演というものもあり、全国各地の劇場を1日~3日ずつで回って公演される事もあります。西回りと東回りがありますが、大阪と東京では必ず上演されます。
地方に住んでいらっしゃってなかなか大劇場に足を運べないファンの方々にとっては、宝塚の舞台を観ることが出来る、すごく貴重な機会なんですね。
これらのヅカオタ的に譲れない説明を真剣に語った後、あやさんがCちゃんを宝塚大劇場へ連れて行ったのは言うまでもありません。初宝塚、楽しんで貰えて良かったな~♪。
「これ、まぁ様でしょ?」
非ヅカオタさんにはタカラジェンヌは皆同じ顔に見えるらしい、という驚愕の事実。これもヅカオタをやっていると割とよく言われます。…なんてことだ!。
さて、私はいつも職場の鞄に我がご贔屓・宙組トップスター朝夏まなと様のお写真を入れていますし、携帯の待ち受け画面ももちろんまぁ様です。自分の部屋ならまだしも仕事用のファイルにまでも、まぁ様のお写真をどうどうとしのばせていたりします。
当然私の周りにいるみんながそれらを目にする機会も多く、みんな「まぁ様」を覚えてくれていて、写真を入れ替えたりすると「あ、まぁ様新しくなってるね」なんて声を掛けたりするので私はとても嬉しいです。
同僚のなかでもいつも一番興味を持って楽しそうに私のヅカトークを聞いてくれるA先輩。毎週のように「〇〇駅のホームでまぁ様のポスター見たよー!」と声を掛けてくれるので、つい嬉しくなってはしゃいでいたのですが、ある日私は気が付いてしまったのです。「そんなに年がら年中まぁ様のポスターだけが貼ってあるわけなくない?」ということに。
後日A先輩と一緒に帰宅していた道中にその理由が判明しました。某駅の構内に入った時に「あ!これ!まぁ様でしょ?!」と、彼女が指さす先にあったのは、『星逢一夜/La Esmeralda』のポスター。そう、この作品は雪組さんの大劇場公演の演目。ポスターの中で美しく佇む方はまぁ様ではなくて、雪組トップスター早霧せいな様。
…なるほどやはり、彼女は宝塚のスター様たちの区別がついていなかった!というわけです。がっくり。まぁ様と早霧さんって、間違えるほど似てるかなぁ?!(泣)。さらに先輩は星組公演『ガイズ・アンド・ドールズ』のポスターを観たときも「これ、まぁ様だよね!」と無邪気に笑っていました。…とほほ。まぁ様と北翔さんって(以下略)。
極めつけは一緒に本屋さんに行ったとき。「あー!ねぇねぇ、これこれ」と、彼女が手に取ったのは歌劇。「これ、まぁ様でしょ?」と差し出された歌劇の表紙に載っていたのは、宝塚歌劇団理事長、専科の看板スター轟悠様。
「…その人は、違う」(2015年度タカラヅカスペシャルの早霧さん風に)
それから暫く先輩の「これ、まぁ様でしょ?」 に、ビクビクさせられたあやさんなのでした。
「だって、女の人でしょ」
これも本当に良く言われます。非ヅカオタさん的には「そんなに好きになったって、あの人たちは女の人じゃない」というわけです。彼女(彼ら)たちからすると、私たちヅカオタが、タカラジェンヌの皆さまの事をいったいどういった思いで見ているのかが非常に謎なのだそう。
「男役さんの事を男性として見ているの?」「娘役さんには嫉妬したりするの?」などなど、お口がぽかんとなるような質問の数々を悪気のカケラもないような顔で質問されます。
ーーーーー大丈夫、怒ってないからちょっと聞いてほしい。私たちは彼女たちが同じ女性であることなんて当然承知の上で、彼女たちに惚れぬいているのである。もちろん男役さんが演じる男性像を見て「はぁ♡こんなに素敵な人がいたら…」と思うことはあれど、宝塚の男役さんが演じる男性像は、女性である彼女たちが演じているからこそ最高にときめくものなのだ、ということを念頭に置いたうえで、その甘美な世界に酔いしれているのです。
それにタカラジェンヌの皆さまは、男役さんも娘役さんも、そのほとんどが良家のお嬢様。生まれながらにして持っていらっしゃる品の良さがあるから、どんなに男くさい役をされたとしてもエレガントで美しいのです。
私は男役であるまぁ様のファンで、確かにまぁ様が好きだけれど、彼女を男性として見ているわけではなくて、もう「朝夏まなと様という人」が好きなのです。男役として舞台に立たれるお姿は惚れ惚れするほどカッコいいけれど、娘役をされたり、オフのふとした時の表情や仕草はとっても可愛いし、その暖かなお人柄と真摯に舞台に取り組まれるお姿を心から尊敬しています。
娘役さんに嫉妬?!とんでもない!。宝塚の感動は、男役さんと娘役さんがお互いに切磋琢磨し、支え合っていらっしゃるからこそ生まれるものだと思っています。いつもどこでも男役さんをたてて傍に寄り添う娘役さんは本当に可愛らしく憧れですし、あんなに細い身体で毎日一生懸命舞台に立ち続けていらっしゃるタカラジェンヌの皆さまを、そんな曇った目で見ることなんて出来ません。
男だとか女だとか、男役だとか娘役だとか、そういったことではなくて、「タカラジェンヌである」という誇りを持って舞台に立つ彼女たちを見ているだけで心が洗われます。私達ヅカオタさんにとって宝塚歌劇は「美しく尊い清らかな世界」なのです!。
ーーーーーーまぁ私の場合、娘役さんには嫉妬しない代わりに、男の人がまぁ様にちょっとでも触るとやきもきしてしまったりするんですけど(笑)。まぁ様は本当に可愛いですからね。なんでしょう、「ショーケースの中の一際輝く宝石に素手で触らないで」的な気持ち?。まぁ様はそれほどまでに尊い存在だ、ということですね。
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